福永武彦の作品一覧

作品数 29 件
完全犯罪 加田伶太郎全集 (創元推理文庫)

完全犯罪 加田伶太郎全集 (創元推理文庫)

東京創元社(2018年04月12日)資産家が住まう洋館に届いた英文の脅迫状と、奇怪な密室殺人――迷宮入りとなった十数年前の事件に四人の男が推理を競う傑作短編「完全犯罪」。著者である加田伶太郎は、日本推理小説の爛熟期に突如として登場、本作を始めとする幾編かの短編小説をして斯界に名を知らしめた――。その謎に包まれた正体は、文学者・福永武彦が創りだした別の顔であった。精緻な...
矢の家【新版】 (創元推理文庫)

矢の家【新版】 (創元推理文庫)

東京創元社(2017年11月22日)資産家のハーロウ夫人がなくなり、遺産は養女のベティが継ぐことになった。そこへ夫人の義弟を名乗る怪人物が登場。恐喝に失敗するや、夫人はベティが毒殺したのだと警察へ告発する。ベティはハーロウ家の顧問弁護士に救いを求め、いっぽうパリからはアノー探偵が現地に急行する。犯罪心理小説の変形としても、サスペンスの点でも特筆すべき古典的名作。多作で...
廃市 (P+D BOOKS)

廃市 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2017年07月11日)退廃的な田舎町で過ごした“青年のひと夏” 誇り高い姉と、快活な妹――いま、この2人の女性の前に横たわっているのは、一人の青年の棺だった。 美しい姉妹に愛されていながら、彼はなぜこの世を去らねばならなかったのか? 卒業論文を書くために「廃墟のような寂しさのある、ひっそりした田舎の町」にやってきた大学生の「僕」は、地所の夫婦、妻...
加田伶太郎 作品集 (P+D BOOKS)

加田伶太郎 作品集 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2017年05月09日)福永武彦が加田伶太郎名で描いた探偵小説集 純文学作家である福永武彦が加田伶太郎のペンネームで発表した「完全犯罪」「失踪事件」「赤い靴」などの探偵小説10編に、随筆「素人探偵誕生記」を併せた異色の一巻。 大学助教授で自ら”安楽椅子探偵”を自認する伊丹英典は、助手・久木進を伴い、得意の分析力、想像力、論理力を駆使して、迷宮入りか...
夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)

夢見る少年の昼と夜 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2017年04月11日)珠玉の“ロマネスクな短編”14作を収録! 帰りの遅い父を待ちながら優しく甘い夢を紡ぐ孤独な少年の内面を、ロマネスクな文体で描いた表題作「夢見る少年の昼と夜」。 不可思議な死を遂げた兄の秘密が自分の運命にも繋がっている事実を知った女性の生を見つめる「秋の嘆き」ほか、「死神の馭者」、「鏡の中の少女」、「夜の寂しい顔」「未来都市」...
夜の三部作 (P+D BOOKS)

夜の三部作 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2016年08月08日)人間の“暗黒意識”を主題にした三部作 人間の奥深い内部で不気味に蠢き、内側からその人を突き動かそうとする“暗黒意識”を主題に書かれた『冥府』『深淵』『夜の時間』の三部作。 作家・福永武彦の死生観が滲み出た作品群だが、各ストーリーにつながりはない。 「僕は既に死んだ人間だ。これは比喩的にいうのでも、寓意的にいうのでもない。僕...
風土 (P+D BOOKS)

風土 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2016年07月05日)芸術家の苦悩を描いた著者の処女長編小説 関東大震災と第二次世界大戦という二つの歴史的大事件に挟まれた16年間――画家・桂が片時も忘れえなかった昔の恋人・三枝夫人との再会と、すれ違った愛の行方を追い求め描いた作品。 世界が激しく揺れ動いた時代、日本という風土に生まれ育った芸術家の思索、苦悩、そして愛の悲劇を通して人生の深淵に迫...
海市 (P+D BOOKS)

海市 (P+D BOOKS)試し読み

小学館(2016年06月07日)親友の妻に溺れる画家の退廃と絶望を描く 妻子ある画家・渋太吉は、伊豆の海村で蜃気楼のように現れた若き女性・安見子との道ならぬ恋に溺れていく。 渋はかつて一緒に死ぬ約束をした女性を裏切り、妻とは離婚寸前の状況にあった。やがて、安見子は親友の妻であることが判明するが、彼女への思慕は変わらず、肉体関係を続けていく。 恋愛の幾つか...
日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)

日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)

河出書房新社(2015年09月11日)ユーモアと機知とエロスに満ちた人間の野蛮な魅力そのものが生き生きと語られる、「瘤取り爺さん」の原話など説話105篇を収録。
風のかたみ (河出文庫)

風のかたみ (河出文庫)

河出書房新社(2015年07月04日)萩姫を恋い慕う若者。蔵人の少将に惹かれる萩姫。若者を好う笛師の娘。綾なす恋の行方は……今昔物語に材を得た王朝ロマンの名作。
堀辰雄/福永武彦/中村真一郎 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集17)

堀辰雄/福永武彦/中村真一郎 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集17)

河出書房新社(2015年03月12日)堀辰雄:「かげろうの日記」「ほととぎず」 福永武彦:「深淵」「世界の終わり」「廃市」 中村真一郎:「雲のゆき来」
THE 名探偵 (ジョイ・ノベルス)

THE 名探偵 (ジョイ・ノベルス)

有楽出版社(2014年08月28日)日本のミステリーはここから始まった!名探偵ミステリーアンソロジー。明智小五郎、神津恭介、中村雅楽…巨匠たちが作り上げた名探偵がここに集結!6人の名探偵と6つの謎。
幼年 その他 (講談社文芸文庫)

幼年 その他 (講談社文芸文庫)

講談社(2014年01月11日)「幼年」は、堀辰雄の『幼年時代』の影響下に描かれ福永武彦の“幼くして失った母”という“原風景である。 そして“母”は、はかなく淡い観念として、この作家に、美しくも深く悲しい旋律を奏でる。 意識と無意識、現実と夢の境を行きつ戻りつ、ロマネスクな二重奏組曲。 福永文学の輝ける魅力をたたえた10編の作品集。
死の島 下 (講談社文芸文庫)

死の島 下 (講談社文芸文庫)

講談社(2013年03月09日)生きているのか、死んでしまったのか。素子と綾子の身を案じる相馬を乗せた東京発の急行列車は夜を繋いで走り続け、京都、神戸、姫路、岡山-と移り行く風景や車中での会話が彼の心と記憶を写し出す。そして目的地・広島着四・三六分。愛と死、原爆と平和、極限ともいえる人間の姿を斬新ながら、正統的な筆致で描いた歴史に残る長篇。日本文学大賞受賞。
死の島 上 (講談社文芸文庫)

死の島 上 (講談社文芸文庫)

講談社(2013年02月09日)「島」という絵を通じて相馬が知り合った女性-広島で被爆し心と体に深い傷を負った芸術家・素子と彼女と暮らす美しく清楚な綾子、双方に惹かれてしまった彼の許に二人が広島で心中したという報せが届く。これは一日の物語であり、一年の出来事であり、一生の話であり、一人類へ与えられた悠久の啓示でもある。文学史に燦然と輝く、著者を代表する長篇小説。日...
現代語訳 日本書紀 (河出文庫)

現代語訳 日本書紀 (河出文庫)

河出書房新社(2005年10月05日)『古事記』と並んで「記紀」と呼ばれる『日本書紀』は、全三十巻に及ぶ「わが国最初の国史」である。本書は、『古事記』も訳した福永武彦による、最も分かりやすい現代語訳で精選抄訳した名著。神話、伝説、歴史と、さまざまな記録が織り込まれ、皇室の系譜を中心に語られる壮大な古代史を、現代の眼であらためて読む醍醐味。