山本周五郎の作品一覧

作品数 170 件
柳橋物語・むかしも今も

柳橋物語・むかしも今も

新潮社(2019年02月28日)本当に好きな人と、慎ましく暮す幸せ。幼い恋心で男との約束を交わしたおせんは、過酷な運命に翻弄される。おせんを愛する幸太は、命をかけて彼女を守り抜く(『柳橋物語』)。周囲の愛情に包まれ何不足なく育ったまきに降りかかった夫の裏切り。密かに慕う直吉は愚直なまでにまきに尽くすが(『むかしも今も』)。一途な愛の行方を描く、下町人情溢れる感動の...
周五郎少年文庫 南方十字星: 海洋小説集 (新潮文庫―周五郎少年文庫)

周五郎少年文庫 南方十字星: 海洋小説集 (新潮文庫―周五郎少年文庫)

新潮社(2019年01月29日)ぞ、象じゃない!きょ、巨大なゴリラだ !! 謎の結社に入った平馬少年がチンピラ“隼の定吉”と共に某国軍器製造場爆破を目指す「囮船第一号」。キリコ蕃王の金鉱が南洋の島にあるという。大河内信之は遂に古文書の解読に成功する。黒豹、毒蛇、毒蛭等、猛獣毒蟲を繁殖させたと記録にあるその島に、士郎少年は勇敢にも乗り込むが……(表題作)。新発見四編...
赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

赤ひげ診療譚 (新潮文庫)

新潮社(2019年01月29日)清らかで美しく、貪欲で邪悪なのが人間だ。幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長・新出去定の元、医員の見習勤務を命ぜられる。不本意な登は赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靱な精神に次第に惹かれてゆく。傷ついた若き医生と師との魂のふれあいを描く医療小説の最...
幕末物語 失蝶記 (講談社文庫)

幕末物語 失蝶記 (講談社文庫)

講談社(2019年01月16日)佐幕、尊皇、攘夷――さまざまな思想が対立した動乱の幕末。桜田門外の変を水戸藩藩士の視点から描く異色作「染血桜田門」、長州征伐の中に起こった悲劇を描く「長州陣夜話」、戊辰戦争、甲州勝沼の戦いを描く傑作「米の武士道」や出羽国での新庄の戦いを舞台に勇敢な少女を主人公に描いた「峠の手毬唄」など、揺れる人心の中に変わらぬものとは何か? 生の在...
若殿女難記 (双葉文庫)

若殿女難記 (双葉文庫)

双葉社(2019年01月09日)久々に国元から江戸入りした若殿の姿に、家臣の誰もが絶句した。若さまって――こんなに馬鹿だったっけ? かつての賢さはすっかり消え、毎晩のように大宴会、女と見ればすぐに手を出す。それもそのはずこの若殿、側近の裏切りに遭った”本物”の替え玉だったのだ。降って湧いた贅沢な身分に、ますます調子に乗るバカ殿。だが、意外な逆転劇が待ち構えていた!...
no_image

周五郎少年文庫 木乃伊屋敷の秘密: 怪奇小説集

新潮社(2018年11月28日)ようこそ、恐怖の部屋へ。怪奇現象はお嫌いですか。古代蒙古の王族の棺を持ち帰った考古学の権威厩川博士だが、木乃伊が夜毎棺から出て、枕元の水差しの水を飲むことに気づいた。博士は恐怖のあまり……(表題作)。かの名探偵ホームズが来日し、財宝をめぐって悪漢たちと壮絶な戦いを繰り広げる「シャーロック・ホームズ」等、痛快探偵小説の内、怪奇性の強い...
周五郎少年文庫 殺人仮装行列: 探偵小説集 (新潮文庫)

周五郎少年文庫 殺人仮装行列: 探偵小説集 (新潮文庫)

新潮社(2018年10月27日)冴えわたる名推理。息を呑むどんでん返し。覆面の女性歌手の人気で沸く東都劇場に脅迫状が届いた。彼女を出演中に誘拐するという。支配人の息子榊山宗一は前夜の帝国座での女優誘拐事件をヒントにトリックに挑む(「覆面の歌姫」)。殺人光線の研究所所内親睦の園遊会で起きた惨劇と背後にあった諜報戦を描く表題作。巧妙なトリックと乱麻を断つ名推理が光る探...
日本婦道記 (新潮文庫)

日本婦道記 (新潮文庫)

新潮社(2018年10月27日)貴方と生きると決めた時、私は涙を捨てた。妻が死んだ。久方ぶりにその手を握り、はっとする。酷く荒れていた。金銭で困らせたことはなく、優雅な生活を送っているとばかり思っていたのに、その手は正に働く女の手であった──(「松の花」)。厳しい武家社会の中で家族のために生き抜いた女性たちの、清々しいまでの強靱さと、凜然たる美しさや哀しさが溢れる...
戦国物語 信長と家康 (講談社文庫)

戦国物語 信長と家康 (講談社文庫)

講談社(2018年10月16日)山本周五郎は、二人の天下人をいかに見つめていたのか? 多くの時代小説を書き残した山本周五郎だが、その作風からけっして戦国武将を正面から描くことをしなかった。 ここに集めた、八篇は信長、家康に仕えた家臣達の物語だ。しかし、その背景に確かに存在する二人の天下人への眼差し。 「信長編」の四篇と「家康編」の四篇から立ちのぼるその姿とは!?
安政三天狗 (河出文庫)

安政三天狗 (河出文庫)

河出書房新社(2018年10月09日)時は幕末。長州藩士が師・吉田松陰の密命を帯び陸奥国へ。当地の尊攘運動を組織する中、別の重要な目的とは? 時代長篇初文庫!
秘文鞍馬経

秘文鞍馬経

河出書房新社(2018年09月06日)信玄の秘宝を求めて、三組が三つ巴の抗争を展開する道中物。甲州を皮切りに作者の理想像が活躍する初文庫化長篇。
楽天旅日記 (双葉文庫)

楽天旅日記 (双葉文庫)

双葉社(2018年08月08日)側室一派の謀略により廃嫡され、幼時より国許で幽閉同然の身となっていた大吉田藩の正嫡順二郎は美々しくも無力な若君に育つ。だが二十四歳の折、世継ぎとされていた側室の子がポックリ逝去。急遽、隠密裡に江戸表へ迎えられることになった順二郎に手練の刺客、さらには誘惑美女が襲いかかる。いきなりの世間の荒波に、はたして若君は耐えられるのか!? 文豪...
戦国武士道物語 死處 (講談社文庫)

戦国武士道物語 死處 (講談社文庫)

講談社(2018年07月13日)昭和16年(1941年)に執筆され、戦後の混乱期の中、未発表のまま保管されていた短篇小説「死處」。77年ぶりに発見された本作を収録した傑作時代人情小説が遂に刊行!合戦に赴くことなく留守役を買って出た家臣の真意とは、表題作にして未発表作「死處」のほか、伊達家先方隊として山中を行軍する武士たちとそれを追う女の恋を描く名作「夏草戦記」、戦...
山本周五郎名品館IV 将監さまの細みち (文春文庫)

山本周五郎名品館IV 将監さまの細みち (文春文庫)

文藝春秋(2018年07月10日)孫娘を妾にと言われた祖父の意地「野分」、流産で子を持てない夫婦の哀しみ「並木河岸」、主君と幼友達の歳月「桑の木物語」等九編。
山本周五郎名品館III 寒橋(さむさばし) (文春文庫)

山本周五郎名品館III 寒橋(さむさばし) (文春文庫)

文藝春秋(2018年06月08日)夫に恋する女とその父の愛を描く「寒橋」、置いて行かれた子を育てる浪人「人情裏長屋」、これぞ肝っ玉母さん「かあちゃん」等九編。
暗がりの弁当 (河出文庫)

暗がりの弁当 (河出文庫)

河出書房新社(2018年06月06日)食べ物、飲み物、世相に関する低い目線の真摯なエッセイ。曲軒の面目躍如。はらわたに語りかける名文。
山本周五郎名品館II 裏の木戸はあいている (文春文庫)

山本周五郎名品館II 裏の木戸はあいている (文春文庫)

文藝春秋(2018年05月10日)生涯、膨大な数の短編を遺した山本周五郎。没後五十年を経た今なお、読み継がれる作品群の中から、選びに選ばれた名品。短編選集決定版!(全四巻)第二巻に収録するのは、孤児を引き取り奮闘する大工と健気な少女を描く「ちいさこべ」、旅に出た男を待ち続ける女を描く「榎物語」ほか、「法師川八景」、「よじょう」、「裏の木戸はあいている」、「こんち午の...
児次郎吹雪・おたふく物語 (河出文庫)

児次郎吹雪・おたふく物語 (河出文庫)

河出書房新社(2018年05月08日)下町の姉妹を描いた時代小説〈おたふく〉三部作を完全収録。他に、文庫初収録の「児次郎吹雪」などを収録する傑作集。
完全版 日本婦道記(下) (講談社文庫)

完全版 日本婦道記(下) (講談社文庫)

講談社(2018年04月13日)戦中、戦後に渡り書き継がれた名作「日本婦道記」。直木賞辞退作としても知られる金字塔、その31篇を網羅した完全版、初の文庫化。武家の体面を保つために自らはつましい生活を送くる女。その死によって初めて明らかになるその生活を描いた『松の花』や『髪かざり』『風鈴』などの連作短編集。 山本周五郎の作品の根幹を成すテーマである、「慎ましく生き、...