青山文平の作品一覧

作品数 18 件
跳ぶ男

跳ぶ男

文藝春秋(2019年01月12日)藩の命運をかけ、少年は舞った。荒涼たる土地に生まれた十五歳が、芸によって摑んだ一筋の光。土地も金も水も米もない、ないない尽くしの藤戸藩に、道具役(能役者)の長男として生まれた屋島剛は、幼くして母を亡くし、嫡子としての居場処も失った。以来、三つ齢上の友・岩船保の手を借りながら独修で能に励んできたが、保が切腹を命じられた。さらに、藩主が...
励み場 (ハルキ文庫 あ 31-1)

励み場 (ハルキ文庫 あ 31-1)

角川春樹事務所(2018年08月09日)
つまをめとらば (文春文庫)

つまをめとらば (文春文庫)

文藝春秋(2018年06月08日)去った女、逝った妻……瞼に浮かぶ、獰猛なまでに美しい女たちの面影はいまなお男を惑わせる。江戸の町に乱れ咲く、男と女の性と業。
鬼はもとより (徳間文庫)

鬼はもとより (徳間文庫)

徳間書店(2017年10月05日)三年で最貧小藩の経済立て直しは可能か? 家老と藩札万(ルビ・よろず)指南の浪人両名が、命を懸けて挑む。剣が役に立たない時代、武家はどう生きるべきか! 縄田一男氏から平成の藤沢周平と評された時代小説。第152回直木賞賞選考の際の宮部みゆき氏評「藩札という難しい題材を扱いながらリーダビリティが高い、主人公の魅力と、彼が江戸の経営コンサル...
春山入り (新潮文庫)

春山入り (新潮文庫)

新潮社(2017年04月28日)藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。小さな道場を開く浪人が、ふとしたことで介抱した行き倒れの痩せ侍。その侍が申し出た刀の交換と、劇的な結末を描く「三筋界隈」。城内の苛めで病んだ若侍が初めて人を斬る「夏の日」。他に、「半席」「約定」「乳房」等、踏み止まるしかないその場処で、もがき続ける者たちの姿を刻みこんだ本...
遠縁の女

遠縁の女

文藝春秋(2017年04月14日)五年の武者修行から国に戻った男が直面した驚愕の現実と、幼馴染の女の仕掛けてきた罠。直木賞受賞作に続く、鮮やかな世界。
励み場

励み場

角川春樹事務所(2016年08月31日)
半席

半席

新潮社(2016年05月20日)分別ある侍たちが、なぜ武家の一線を越えたのか。直木賞受賞後、待望の第一作! 若き徒目付の片岡直人に振られたのは、腑に落ちぬ事件にひそむ「真の動機」を探り当てることだった。精勤していた老年の侍がなぜ刃傷沙汰を起こしたのか。歴とした家筋の侍が堪えきれなかった積年の思いとは。語るに語れぬ胸奥の鬱屈を直人が見抜くとき、男たちの「人生始末」が...
伊賀の残光 (新潮文庫)

伊賀の残光 (新潮文庫)

新潮社(2015年09月27日)その誇りに、囚われるな――。鉄砲百人組の老武士、山岡晋平。伊賀衆ながら伊賀を知らず、門番の御役目とサツキ栽培で活計(たつき)を立てていた。だがある日、伊賀同心の友が殺される。大金を得たばかりという友の死の謎を探る中、晋平は裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、そして大火の気配を嗅ぎ取った。老いてこそ怯まず、一刀流の俊傑が江戸に澱む闇を斬る...
つまをめとらば

つまをめとらば

文藝春秋(2015年07月08日)女が映し出す男の無様、そして、真価――。太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。
かけおちる (文春文庫)

かけおちる (文春文庫)

文藝春秋(2015年03月10日)妻はなぜ逃げたのか。最旬作家の傑作時代長編藩の執政として秘策を練る重秀はかつて、男と逃げた妻を斬った。二十年後に明らかになる女心の真相とは。松本清張賞作家の傑作。
鬼はもとより (文芸書)

鬼はもとより (文芸書)

徳間書店(2014年09月10日)どの藩の経済も傾いてきた寛延三年、奥脇抄一郎は藩札掛となり藩札の仕組みに開眼。しかし藩札の神様といわれた上司亡き後、飢饉が襲う。上層部の実体金に合わない多額の藩札刷り増し要求を拒否し、藩札の原版を抱え脱藩する。江戸で、表向きは万年青売りの浪人、実はフリーの藩札コンサルタントとなった。教えを乞う各藩との仲介は三百石の旗本・深井藤兵衛。...
約定

約定

新潮社(2014年08月22日)真剣仕合、藩命、果し合い、介錯。刀が決する人生の岐路を鮮烈に描く武家小説。小さな道場を開く浪人が、ふとしたことで介抱することになった行き倒れの痩せ侍。その侍が申し出た奇妙な頼み事と劇的な顚末を描く「三筋界隈」。果し合いの姿のまま、なぜか独りで切腹した侍の謎を追う「約定」。武家としての生き方に縛られながらも、己れの居場所を摑もうともが...
白樫の樹の下で (文春文庫)

白樫の樹の下で (文春文庫)

文藝春秋(2013年12月04日)いまならば斬れる!田沼時代から清廉な定信時代への過渡期。人を斬ったことのない貧乏御家人が刀を抜く時、なにかが起きる。第18回松本清張賞受賞作。
流水浮木: 最後の太刀

流水浮木: 最後の太刀

新潮社(2013年06月21日)老いてなお、命を懸けねばならぬ時がある。侍の誇りを刻む本格時代小説誕生。幼馴染が殺された。伊賀を知らぬ伊賀者だった。大金を手に死んだ友に何があったのか。探るほどに見えてくる裏の隠密御用、伊賀衆再興の企て、危険な火縄の匂い。そしてまた一人旧友が斬殺された。サツキ栽培で活計を立てながらも、一刀流「浮き木」の極意を身に秘めた老練の武士が、...
かけおちる

かけおちる

文藝春秋(2012年06月01日)なぜ妻は逃げたのか。二七年の歳月を越えていま真相が明らかになる。
白樫の樹の下で

白樫の樹の下で

文藝春秋(2011年06月01日)いまだ人を斬ったことがない貧乏御家人が刀を抜くとき、なにかが起こる。第18回松本清張賞受賞作。